マイクロソフト

欧州委、マイクロソフトに過去最高の新たな制裁金
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080227-OYT1T00530.htm

欧州連合（ＥＵ）欧州委員会は２７日、ソフトウエア世界最大手の米マイクロソフトが基本ソフトの技術情報を十分に公開しておらず、ＥＵ競争法（独占禁止法）に違反するとして、欧州委では最高額となる８億９９００万ユーロ（約１４４０億円）の新たな制裁金を科すと発表した。

マイクロソフトの肩を持つわけではないが、正直これはやりすぎだと思っていた。

しかし海外の記事を読んでみたところ、

EU fines Microsoft record $1.35 billion
http://www.reuters.com/article/topNews/idUSL2775856920080227?pageNumber=3&virtualBrandChannel=0

The new interoperability question concerns Microsoft Office and the difficulty for documents from rival systems to interoperate with Word and other Office products.

Office関連の技術情報の提供が不十分であるため、相互運用(Interoperability)がしにくいということが原因のようである。

こちらは少し前の以下の記事と関係がある。

米Microsoftがついに，バイナリ形式のOffice文書仕様を公開
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080218/294085/

ここでの情報の公開が不十分だったということだろう。

上記の読売の記事だけでは、単に欧州にマイクロソフトが目の敵にされているというのが原因かと思っていたが、もう少し様子を見る必要がありそうである。